[第2回]中国との比較を通してシニア世代におけるキャッシュレス社会について考える〜中国のモバイル決済事情〜

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第二回は隣国中国におけるシニア層へのキャッシュレスの普及について考えていきたいと思います。
前回の記事をまだ見てない!という方はこちらよりご覧ください。
中国ではキャッシュレス社会が発達し、急速に「モバイル決済」が普及しています。
特に微信支付(微信)と支付宝(Alibaba)はモバイル決済の二大巨頭で、広く支持されています。






キャッシュレス社会とは

キャッシュレス社会とは言葉通り、現金を持たない・使わない社会をさします。
スマートフォンの登場によって、このキャッシュレス社会が実現しつつあります。
スマートフォンがお財布の代わりとなり、全てをそれで済ますことができるのです。
貨幣が”絶対的な信用という特別な価値を付与された商品”の一形態であることを鑑みると、キャッシュレス社会は究極の社会かもしれませんね。

中国でのモバイル決済の普及率

三井アセットマネジメントのデータによりますと、2016年から2017年の1年間だけでモバイル決済の37%となり、その普及率はすでに50%を超えているものと考えられます。
一部では98%とかいう数字を見ますが、それは流石に統計の取り方がおかしいと思います(笑)
中商产业研究院整理という中国の研究機関によると、2018年上半期時点で、モバイル決済の普及率は71%と表示されています。これはかなり信用ができる数字だと思われますよ!


出典:中商产业研究院整理
*中国网络支付用户数据分析とは、中国のモバイル決済利用者数分析のことです。

ちなみに日本は20%未満ですよ…圧倒的な差が広がっていますよね。
どのようなモバイル決済が普及しているのか気になる方はこちら
私もよく中国に行くのですが、周りの人はほとんどすべてスマートフォンで決済しています。レストランからタクシー、出前、物品の購入何から何までほとんどモバイル決済なんです!


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シニア世代の活用




さて、モバイル決済の普及は十分に理解できたものと思われますが、年代別に見てみるとどうなっているのでしょうか?

出典:动支付网

上のグラフを見てください。三十岁以上用户群体占比有所増加とは30歳以上のモバイル決済利用割合が上昇したということです。現在中国では30歳以上のバッテリー利用率が急激に増加しています。特に41歳以上の上昇が顕著なんですね。

これから50歳以上の割合がどんどん増えて行くことは間違いなさそうです!

普及している理由とは

基本的な要因(日本でも同じかも)

このグラフでは、モバイル決済を利用する主な理由が示されています。
①操作が非常に簡単で便利なこと(95.6%)②現金やクレジットカードを携帯しなくてもいい(80.8%)③セール販促が多い(47.3%)が特に大きな理由であるようですね!つまり、便利でお得ということです♪

中国独特の有名な理由

中国では偽札の流通が多くて、現金を使いたくないという理由もありますよね!
その理由もかなり的を得ていると思うのですが、私の意見としてはどちらかというと次の主張です。

東京大学経済学部 大木涼太郎

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