「 守破離 」とは?? 〜日本の思想を読み解く〜

おすすめ情報

「 守破離 」って何なの?? 〜日本の思想を読み解く〜

「守破離」。この言葉は、茶道や武道、能や狂言などといった日本の芸能での世界でよく用いられます。そしてその言葉は時にビジネスマンや経営者、仕事の場でも使われる日本の思想なのです。では、世代や時代を超えて用いられるこの言葉を紐解いてみましょう!






守破離

まず、これは守破離と書いて「しゅはり」と読みます。次に、この言葉は三つの言葉に分けることができます。それは「」と「」と「」です。

守破離は「技」における修業のプロセスを表したものなんですね。これは千利休が記した「守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」から取られたと言われています。

2 「守」

」とは「」や「」の前提となる一番大事なところです。この「守」というのは、自身の師である人やそこの流派の教えや考え、型をそのまま忠実に受け継ぐことを目指すことです。それが「」であるとされています。

ちなみに、「守」を確実に得るためには、それに精通する5桁の時間が必要であると言われます。つまり、10000時間(一万時間)以上それに全力に打ち込む必要があるということです。ここまでしないとその道の型を正統に継がれない、と考えるその思想が今でも日本の伝統を保持している一つの起因なのかもしれないです。

つまり、「守」の段階は基本を忠実に守って、確実にそれを身につける段階なのですね。



3「破」

「守」を超えると現れる「破」という段階。この段階は「守」で極めた正統派の型を自分にはめて見ると不具合が生じる部分、これをを否定していくという段階です。これを行うことにより、その流派がより自分にあったものとなります。

つまり、新しいものを取り入れて、既存のものから独自性を生み出していく段階になります。

4 「離」

最後の段階です。単に否定していてもそれが自分のものにならなければ意味がありません。そこで「離」が生まれるのです。

この「離」とは、その流派に依拠しながらも自分なりの独自性を持ち、それを開花させる段階ということです。これがいわゆる「我流」と言われる段階なのです。ここの域まで行くことは本当に至難の技であり、達成をすればその業界に歴史を刻むような人となれるでしょう。つまり、今世の中に新たな時代を作ったと言われる人は原点のものももちろん超一流にできるものなのです。では次に具体的な人を述べて見ましょう!

この最終段階では、独自性から新しいものを生み出していく檀家になります。それが「離」なのですね。

5「守破離」を成し遂げたと思われる人を独自の観点で見てみる

例えでいうならば、

絵画の世界

パブロ・ピカソ


=キュピスムを作り上げた「天才画家」
彼の絵は皆さんの想像するこのような絵

であるが、もちろん普通のデッサンも超一流。もともとはそのような絵を描いていたが、後にキュピスムを切り拓く


音楽の世界

プリンス


音楽の革命児。ソウルミュージックにインディアンミュージック、R&Bミュージックやジャズ、さらにはロックやファンクといったジャンルの壁をぶち壊し、自身独自の音楽を作り上げる。彼は音楽の曲のみ取り上げられるが、実は音楽作りの元となるギタープレイにおいては歴史に残るほどの実力者であった。




スポーツの世界

北島康介


=皆さんご存知の平泳ぎのスペシャリスト。オリンピック連続二回大会に種目二冠を達成。彼は平泳ぎのみがメディアに取り上げられるが、個人メドレー(バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロールの4種目を一度に泳ぐ種目)の日本代表選手でもあった。つまり、他の種目も一流


お笑いの世界


松本人志

お笑いの神様と言われる。彼は、フリートーク、コメント、コント、漫才、モノボケ、どのお笑いの部分をとっても超一流である。漫才に至っては新たな「4ビート」を作り上げる。だが、その前に基本とされる「16ビート」でも多くの賞をとっている


関連する記事を読む
1.ダウンタウンのすごさとは~漫才の視点から徹底解剖
2.ダウンタウンのすごさとは〜コントの視点から徹底解剖~


6 終わりに

どうでしたでしょうか??これを見てみると、長い時間全力で物事をすることにより、型が身体に馴染んでくる。そしてそこから自分独自の道が切り拓けてくるのであって、端から独自のものを作ろうものなど邪道極まりないということですね。しかし分からない人は多いわけであって、それを諭すように経営者や日本芸能の世界で言われるののだとわかりますね。


スマシルの新着記事をお届け!